いま、どうなってる?」カテゴリーアーカイブ

今回の救援の締めくくりとして

 

皆さまにいただきました今回の救援カンパの使途について、遅ればせながらご報告いたします。

収支科目 収入 支出
現金カンパ 234,615  
みんなのQ カンパ 209,000  
被弾圧者差入れ   12,577
救対、弁護士など   98,400
会場費、雑費、その他   41,526
合計 443,615 152,503

 収支につきましては、上記の通り、すべてのカンパをあわせ、さまざまな費用を支払いましたところ、差し引き残高で291,112円が会計に残りました。
 皆さまのご助力により、幸いにして、不起訴を勝ち取ることができましたので、裁判や救援対策にかかる費用なども最小限に抑えることができ、支援に関わったものみな、安堵いたしました。これもみな、多くの人々の無償の活動や、厳しい社会状況と弾圧をふまえ、今回の事態の重要さを自らのものと受け止めて弁護活動に邁進していただいた弁護士諸氏のおかげです。
 しかし、今回の不当弾圧により、Aさんは20日間の拘束を受け、その期間は働くことができず、個人的収支においても厳しい状況となりました。そのため、救援会で検討し、救援会会計の残金から、Aさんの生活費への充当のため120,000円を生活保障として渡しました。
 さらに、その余の残金171,112円につきましては、今回の弾圧対策にたいへんお世話になった救援連絡センターにカンパとしてお返しいたしました。

 以上をもちまして、会計のご報告といたします。

 私たちは、この弾圧をはねのけて、いまなお国家~民間をつらぬく差別排外主義と闘い続けているすべての皆さまとともに、今後もさまざまなところで熱く強いきずなをつくっていきたいと考えております。あらためて深くお礼を申し上げます。

7.31「弾圧の報告と、皆で今後を考えるための集会」開催しました

 7月31日に、Aさんの経験の共有と、救援会の活動の区切りとして、「弾圧の報告と、皆で今後を考えるための集会」を渋谷で開きました。

 救援会からの経過報告に続き、Aさんから弾圧の実態が生々しく話されました。取り調べ拒否について、「取調べに応じることで自分が壊れてしまったり、仲間を売るようなことになるのであれば、取り調べ拒否をしたほうがいいと思った。救援連絡センターや信頼できる仲間がいたから頑張れた」という発言が印象的でした。

 続いてほとんど毎日のように接見に入っていただき、本当にお世話になった四人の弁護士からの発言。勾留の不当性や、黙秘権の侵害への抗議などについての経過説明がなされました。

 休憩をはさんで、第2部はミニシンポジウム。前田朗(東京造形大学)さんから「黙秘と取調べ拒否の権利」、鵜飼哲(一橋大学)さんから「反レイシズムと弾圧」というテーマで問題提起をしていただきました。

 前田さんは、日本の代用監獄を利用した取調べは拷問である、国連からも勧告を受けている、警察と取調室で顔を合わせていなければならないことがおかしい、と提起。

 鵜飼さんは、フランスの反差別運動では、「警察はレイシスト」「レイシストに甘い警察はレイシスト」というのが基本的な認識となっている、このことは日本の警察にも妥当しており、運動の中でこの認識を共通のものにしていくべき、レイシズム規制法をめぐる論議の中でも、こうした警察のあり方を問題にしていくことが必要ではないか、と述べられました。

 会場を交えての議論では、救援運動のあり方、レイシズム規制法の是非、日本社会の意識構造などについても論議され、今後弾圧やレイシズムについて考えていくうえで、非常に示唆に富むものでした。
 福岡のKさん弾圧の救援会から寄せられたアピールが紹介され、また反弾圧関連の発言をうけて、最後に再びAさんのあいさつで集会の幕を閉じました。

 この集会をもって救援会も正式に解散することになりますが、そこに集まっていた人びとにとって、それぞれが関わる運動現場において、ここで問われたことをどう活かしていくかが今後の課題となっていることだけは確かです。不当な弾圧として仕掛けられてきたことを、内容において打ち返していくことは、このことを措いて他にないと思います。ご支援、本当にありがとうございました。


 この集会の内容について、集会で問題提起をしていただき、集会後の交流会にも参加していただいた前田朗さんのブログでもご紹介いただいています。

6.16新大久保駅前弾圧救援会主催報告集会7.31

 鵜飼さんの提起の意義について、より詳しくご紹介されています。私たちのブログやその他のメディアでの報告ともあわせてご参照ください。

カンパのお願いは終了しました。ご協力ありがとうございました!

これまで、この6.16新大久保駅前弾圧の救援に向け、多くのカンパをお送りいただき、ありがとうございました。ひとたび弾圧があると、初期から、さまざまなことに費用がかかります。連絡や人手の調整に走り回り、手持ちのお金を持ち寄りながら活動を開始した私たち救援会も、Aさんを取り戻し、不起訴をかちとって、活動の締めくくりの段階にまで至りました。

7月31日に準備中の集会と、その後のご報告をもって、この6.16新大久保駅前弾圧については活動を閉じることになります。今後につきましては、集会およびこのブログや、救援会のそれぞれのメンバーなどから報告がなされることになりますが、それに先立ち、カンパのお願いは、終了させていただきます。なお、カンパなど会計の報告につきましては、その集約をお待ちください。

これまで使っていました、
郵便振替口座:00140-2-750198
(ゆうちょ銀行 〇一九店(ゼロイチキュウ店)店番号 019 当座0750198)
加入者名:みんなのQ
……は、こうした緊急の弾圧に即応するために管理されているものです。以降は、他の弾圧に対するカンパ口座として使われることになります。ご理解ください。

多くの方々からのカンパによるご支援をいただき、ほんとうにありがとうございました。

6.16新大久保駅前弾圧救援会(http://antifa616q.info-act.com/
連絡先:〒105-0004  東京都港区新橋2-8-16 石田ビル5階 救援連絡センター気付

【声明】Aさんが釈放されました 不当逮捕と差別排外主義を許さない!

 

 6月16日に新大久保で「在特会」らの差別排外デモに抗議し、新宿署に不当逮捕されたAさんの解放と不起訴を7月5日に勝ち取りました。Aさんはまだ逮捕時の体の痛みや20日間もの獄中での疲れが残っていますが、元気に仲間と再会しました。お世話になったみなさま、本当にありがとうございました!

 今回の弾圧はあまりに多くの問題があります。まず新大久保の「在特会」らのデモのひどさは周知の通りであり、抗議した側を逮捕するなど言語道断です。もちろんAさんは逮捕されるような事など全くしていません。差別排外デモに甘く差別に抗議する側に厳しい警察権力、ひいては日本国家の政策が現場に表れたのです。

 抗議する側にいて逮捕された4名のうち、3名は3日間で釈放されました。さらに、在特会の逮捕者4名すら12日目までに全員が釈放されたのです。しかしAさんだけは、勾留理由などないのに20日間も勾留されました。明らかに狙い撃ちにされた嫌がらせで、ありえない事です。捜査を主導した公安検事・鈴木敏宏と検察庁は絶対に許されません。

 また監獄や裁判所も責任が強く問われます。担当の新宿署は原宿署と結託し、取り調べを拒否するAさんを部屋から引きずり出そうとしました。巨大留置場を持つ原宿署は「足首が痛い」と通院を求めるAさんを2週間近く放置しました。ともに「代用監獄」の非人道的な本質を露呈させたのです。私たちの原宿署前での激励行動も激しく弾圧してきました。

 そして裁判所は検察の全く不当な勾留請求を認め続け、Aさんを20日間も勾留。6月27日の勾留理由開示公判では何と勾留決定した裁判官がトンズラし、別人が出てきて「つまびらかでない」を乱発するメチャクチャぶり。抗議した傍聴者2名を裁判所外にまで強制退廷させる暴力指揮まで行いました。(詳細:http://antifa616q.info-act.com/?cat=2)

 しかし私たちは出来る限りの最大限の反撃を行い、解放を勝ち取った事が成果です。Aさんは取り調べに出ること自体を最後まで拒否し続け、検事に一切調書を作らせず、裁判持ち込みを断念させました。同時に取調べを強要する代用監獄の不当性も明らかにしたのです。また初期の抗議声明に多くの賛同を頂き、続けて東京地検への抗議要請書にもわずか2日間で国内外から421名・40団体もの連名を頂きました。提出行動も多くの仲間と共に地検に圧力をかけられました。この抵抗とネットワークが私たちの財産になるはずです。

 差別・排外主義もあらゆる弾圧もなくしていくために、ぜひ今後もご協力をお願いします。

2013年7月8日
6.16新大久保駅前弾圧救援会(http://antifa616q.info-act.com/)

 


★弾圧の報告と皆様と今後を考えるための集会を行います。
 ぜひご参加下さい!

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集会ビラ

  7月31日(水)
   18時開場 18時半開始(予定)

場所:渋谷勤労福祉会館・第1洋室
  (JR渋谷駅ハチ公口から徒歩5分  http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/kinro.html

 

問題提起・報告:
    鵜飼哲さん(一橋大学)
     「反レイシズムと弾圧」
    前田朗さん(東京造形大学)
     「黙秘と取り調べ拒否の権利」
    逮捕当事者、弁護団、ほか

 

主催:6.16新大久保駅前弾圧救援会(http://antifa616q.info-act.com/
   連絡先:〒105-0004  東京都港区新橋2-8-16 石田ビル5階 救援連絡センター気付

Aさん(元・原宿422号)から皆さまにお礼のメッセージ

 

 今回の私の弾圧に心を寄せてくださった皆さん、今日の13時に釈放されました。
体調は、逮捕された時などの痛みがありますが、外の空気を20日ぶりに吸えて
今は元気です。

 取り調べ拒否と黙秘により、起訴されずにでてくることができました。賛同、
激励、カンパ、ありがとうございました。

 今日は簡単なご挨拶ですが、また後日、報告しますので、よろしくお願いします。

♪【速報】Aさんが釈放 ♪されました!

 

ご支援頂いたみなさん、本当にありがとうございます!
最終処分はこれから決まります。引き続きご注目お願いします。

長期勾留は、本人が気づかないうちに様々なダメージを与えます。Aさんには、まずはゆっくり休んで頂き、様子などは追ってブログなどでお知らせしたいと思います。よろしくお願いいたします。

【速報】7/4に検察庁に要請行動しました

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要請行動が東京地検の糾弾行動になってしまった

 きょう7月4日の16時から、日本ばかりではないたくさんの方々の賛同をいただいた「Aさんの処遇を憂慮する声明・要請書」と、賛同者のお名前のリストを携え、東京地検に対して、「Aさんをただちに釈放せよ」「Aさんを不起訴にせよ」との要請を伝える行動を行いました。
 行動には、前記声明・要請書の呼びかけ人である、一橋大学の鵜飼哲さんにも参加していただき、救援連絡センターや、私たち救援会のメンバーあわせて10数人で検察庁に向かいました。

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Aさんを返せ!起訴するな!

 ところが、東京地検の前は、すでにロープと鎖が張られ、警備員がずらりと並んでピケを張っている状態です。私たちは、もちろん事前に弁護士を通じて、東京地検公安部の鈴木敏宏検事にアポイントを取っているというのに、この始末で、検察庁には要請を聞く姿勢は全くありません。
 「この対応はおかしいではないか!」と抗議をすると、検察庁総務課の事務官が3人出てきましたが、こうした申し入れは、担当者に直接に行うことにこそ意味があるわけですから、鈴木検察官に直接に伝えたいと申し入れました。ところが、この当然の申し入れを検察官に伝えに行くどころか、増えるのは警備員ばかり。さらには、警視庁の公安警察官が何人も現れて写真やビデオ撮影までも始めるのです。

 それまでは、口頭で要望を伝えるだけだったのですが、こうした検察側の不当な対応に加え、公安警察官による挑発に、私たちもさすがに怒りがわき、夕方に予定していたAさんへの激励行動のため携えていたメガフォンを取り出し、東京地方検察庁全体への抗議を開始することになりました。
 およそ40分以上にもなる、こうした不毛な事務官や警備員とのやり取りの後、検察官ではなく事務官に声明・要請書を渡し、それが検察官に届いたかどうかについて、鈴木検察官から弁護士に直接の連絡を入れさせるということになりました。その後、鵜飼哲さんが要旨を読み上げ、長島事務官に手渡すことで、本日の行動を終えました。

 検察官が証拠を改竄したり、調書を捏造したりして、無実の人を冤罪に陥れたことが明らかとなり、検察庁のあり方が問われたのはついこの間のできごとです。今回のAさんの件でも、勾留を延長する理由などまったくないことが、6月26日の勾留理由開示公判において、弁護人とAさん自身により明らかにされているのに、不当な勾留延長が請求され、検察官の言いなりになる東京地裁14部により勾留が決定されました。こうした人権の侵害は、いまなおさまざまな局面で繰り返されています。検察庁の体質がまったく変わっていないということを、あらためて怒りをもって感じさせられた行動でした。

Aさんからのメッセージ(6/30)

(2013年6月30日付)

この国にはびこっている差別構造を壊すことは大変な作業だと思います。安倍、
橋下らの極左政治家の差別発言、差別デモに対して、やはり、民衆の力 で包囲
し、民衆の直接行動ではねかえしていかなければならないと思う。

6月30日の「街頭行動の自由を考える討論集会―ナショナリズムによる街頭占
拠とどう向き合うのか」では、さまざまな意見が出たと思います。僕も 参加し
ようと思っていましたが、参加できなくて残念です。

6/30 激励行動をしました!

 

6月30日昼前、原宿署前でAさんへの激励行動をしました。今回は総勢11名。関西など遠方からかけつけてくれた方や、初参加の方もちらほら。

Aさんに対して、それぞれの参加者が「勾留理由開示公判でのAさんのアピールがすばらしかった」「元気で頑張れ」「早く君を(留置番号ではなく)名前で呼びたい」と思い思いの呼びかけ。

いつもはAさんへの呼びかけが中心ですが、今回はそれに加えて、横断幕を広げ、声明を印刷したチラシをまきながら、街ゆく人に対するアピールも追求しました。なかには、外国語版のチラシを受け取って、話しかけてくる人も。

「『朝鮮人を殺せ』などと叫ぶレイシストのデモに抗議しただけで、逮捕されてこの原宿署に閉じこめられています」「不当に長期勾留されています」「絶対に起訴させてはいけない」と、いま、この社会で起きている現実を、通行人に訴えました。

警察は、いつもより多めの人数で「住宅地だから」「近くで結婚式をやってるから」といってしきりに妨害してきましたが、40分近くの激励行動ができました。最後は、「仲間を返せ!」のコールを繰り返しながら撤収。

中で頑張っているAさんに、外からも応えていこう!

Aさんからのメッセージ(6/28)

(2013年6月28日付)

勾留理由開示公判に沢山の仲間が来てくれて大変嬉しかったです。どうもありがとう。傍聴席のみんなの顔を見て励まされました。
中に入れなかった仲間の声も良く聞こえました。

救援会で動いてくれている仲間たち、ブログ・激励行動などで動き回ってくれて本当にありがとう。みんな疲れているのではないかと心配です。

今日で、留置場13日目です。
留置場は人権侵害の温床のようなところ。看守の発するちょっとした言葉や動作にイライラし、怒りがいっぱい湧いてきます。
そして、この看守どもが仲間を保護房にたたきこみ、拷問をした奴らだということを常に忘れないようにしています。

しかし、中にはこの生活に慣れてしまって、看守と楽しくおしゃべりをし、楽しそうに留置場生活を満喫してしまっている人たちもいます。まるで修学旅行にでも来ているような感じです。

そんな中でも、自分だけは権力と常に緊張関係をもって、看守とも極力接触しないように気を引き締めています。

※救援会より補足
留置場生活の中で、Aさんは他の収監者が保護房にぶちこまれ、その際のギャー!という叫び声と、うるさい!と怒鳴る看守の声を聞いたそうです。
原宿署の人権侵害を私たちは決して許しません。
一刻も早くAさんを取り戻します!

6/26 勾留理由開示公判 Aさんの意見陳述(要旨)

 新大久保周辺は、コリアンタウンがあり、在日朝鮮韓国の人たちがたくさん住んでいる。その街を、特に今年になってから頻繁に、差別主義者がデモ行進するようになった。「良い朝鮮人も悪い朝鮮人もみんな殺せ」と書いたプラカードを掲げ、「在日朝鮮人は日本から叩き出せ」と怒鳴り散らす、見るにも聞くにも耐えがたいデモだ。こうした暴力・殺意をあおる差別行動は、新大久保以外でも繰り返されてきた。
 6/16は、日曜日ということもあり、大勢の人たちがコリアンタウンを訪れていた。その6/16、差別排外主義者によるデモをもう許さないとの思いから、集まった人もたくさんいた。思い思いのやり方でデモに抗議していた。しかし、抗議した人のうち4人が警察に逮捕された。そのうちの一人が私だ。
 『レイシズム・スタディーズ序説』(*注)には、日本は、レイシズムの博物館のような国で、門地差別・先住民や旧植民地の人・移住労働者に対する差別が日本の近代を貫徹している、とある。野宿者・障害者・ジェンダーなど、差別に抗する社会運動は、常に国家権力から弾圧されてきた。差別によって人々を分断させて支配を続けようとする権力は、差別する側ではなく反差別を訴える側を常に弾圧してきたのだ。弾圧によって運動体を分断し、無力化させ、運動をつぶす。国家権力の体質は、大逆事件で幸徳秋水らがまともな裁判も受けられないまま処刑された100年前から変わっていない!

 私は、6/16に逮捕され、それ以降、26日の今日まで、不当に勾留され続けている。そして、弁護士以外の人との面会を禁じられ、外とのつながりが著しく制限されている。行動の自由はまったくない。
 6/18に検察官による取調べがあり、その検察官による勾留請求を受けて、翌日19日に裁判所が10日間の勾留を決定した。
 検察官の勾留請求を受けた裁判所が勾留を却下するのは、1%以下だという。つまり、検察が勾留請求したら裁判官が機械的に認めてしまい、ほぼ100%勾留決定となるということだ。そして、被疑者を、その日から最長20日もの間、警察の管轄である留置場・代用監獄に閉じ込めてしまう。警察の管轄下だから、警察はやりたい放題に取り調べができてしまう。こうしたシステムが、数々の冤罪の温床となっている。代用監獄は国際的に批判されているにもかかわらず、改善されていない。
 裁判官が決定した私の勾留理由は、私が住所不定であること、罪証を隠滅することを疑うに足りる相当な理由がある、逃亡または逃亡すると疑うに足る相当な理由がある、という3つだった。以下、これらはまったく理由にならないことを述べる。

 住所不定について。裁判官の勾留質問のとき、生年月日・本籍地・氏名が記載されていたのに、現住所欄だけが不定と書かれていた。氏名・生年月日・本籍が特定されているのに現住所がわからないはずはない。さらに、裁判官の勾留質問を受けている6/19に、警察が、私の現住所を家宅捜査している。裁判所が私に「住所不定だ」と言っていたその日、裁判所は現住所地の捜索令状に許可を出していたのだ。裁判官は、私が住所不定ではないと知っていたのであり、裁判官が勾留理由をでっちあげている。
 罪証隠滅の恐れについて。「現行犯逮捕」なのに、証拠をどうやって隠匿することができるのか?その具体的な理由を明らかにしてほしい!
 逃亡の恐れについて。私は早く解放され、いつもの生活に戻りたい。自宅には大切な物がたくさんある。それを放棄して逃亡するなどありえない。

 警察・検察・裁判所が一体となって勾留理由をでっちあげているとしか思えない! 勾留は不当であり、ただちに私を自由にしろ。

(*注)レイシズム・スタディーズ序説(2012年、鵜飼哲、酒井直樹、テッサ・モーリス=スズキ、李孝徳 著、以文社 )

【速報】勾留延長請求・決定!

 

勾留10日間満期の今日、さらに8日間の勾留延長請求・決定がされました!
公安検事鈴木敏宏による報復的勾留請求を絶対許さない!
身柄拘束の重大な人権侵害を理解しない東京地裁刑事14部に強く抗議する!
Aさんの一刻も早い釈放のためにみなさんご注目願います!!

Aさんに対する第1回目の勾留を認めたのは、須田健嗣裁判官でした。
おそらくは、今回も、鈴木敏宏検事により、須田裁判官に請求が出されたと思われます。第2回目の勾留決定は、東京地裁刑事14部内藤恵美子裁判官によってなされました。

裁判所は、検察官からの恣意的な勾留請求に対する歯止めとして、現在は全く機能しません。
こうした現状を打破するための、全社会的監視が重要です。

6.23激励行動しました!

この日は夕方から大粒の雨がざーっと降り始めましたが、激励の頃にはすっかり上がり、天も味方してくれて大成功。

16人の仲間が集まり、最初に「中がんばれー! 外も頑張ってるぞー!」などシュプレヒコールをあげたあと、ひとりひとりがAさんに対しメッセージを送りました。

「ちゃんと食べて寝るんだぞー」
「みんなで来たよー」
「差別に抗議したAさんの行動は正しい!」
「原宿署の留置係は取調べ強要をするな!取調べと留置の分離を守れ!」

ほどなく制服警官6人、私服警官11人が来て、私たちを赤いとんがりコーンで囲い始めました。
いわく「通行人の邪魔になるから。」その時全く通行人がいないにもかかわらず。
そして、相変わらず5分でやめさせようとしましたが、こんなに人がいるのだから無理です等々言って、25分間ほど声援を送り続けました。

Aさんにもバッチリ聞こえたようです。
検察も警察もAさんを閉じ込め、弁護士以外にも会わせず、私たちとAさんを切り離そうとします。しかし、私たちはそんな分断には負けません。警察署内で取調べ拒否・完全黙秘で闘っているAさんと連帯してともに闘っていきます。
一刻も早いAさんの釈放のために、今後ともご注目ください!

6/26 報告集会のお知らせ

以下の日程・場所において、6.16弾圧報告集会をします。
これまでの経緯を救援会・弁護士からそれぞれ報告します。
勾留理由開示公判が開かれるか否かにかかわらず開催しますので、公判に参加できないという方もぜひご参加ください。

◆日時 6月26日(水)19:00〜20:30(予定)
◆場所 渋谷勤福第2洋室(60人部屋)
※参加費は無料です。可能な方は受付での救援カンパにご協力お願い致します。
※釈放され、健康状態にも問題がなければAさん本人の参加も予定しています。

Aさんの逮捕とその後の経緯

●はじめに

 6月16日、「暴行罪」容疑で逮捕され、いまなお原宿警察署に勾留され続けているAさんは、警察署の管理下で、冤罪から自身を守るために、「黙秘権」を行使して警察署の中でがんばっています。
 Aさんは警察署の管理下に置かれ、自らにかけられた疑いを晴らすことに取りかかることすらできません。書籍や資料の持ち込みは自由にできず、筆記用具の使用や秘密の保持も保障すらされていません。さらに現在「接見禁止処分」がつけられ、警察署の外とは弁護士を通じてしか連絡を取ることができない状況です。Aさんは、外の状況を知り、自らの主張を十分展開する条件を奪われています。
 そのAさんに関する、さまざまな誤解や憶測に基づく誤った情報が、ネット上などに散見されています。それらの不正確な情報が、Aさんにとって不利益をもたらすおそれもあります。私たちは、この間の事実を明らかにしつつ、がんばっているAさんの意思に応えて、ともに闘っていきたいと思います。

●一方的な暴行を受けて逮捕

 16日当日、Aさんは、新大久保で行われていたレイシストのデモに対するカウンターの側にいたのですが、突如あらわれたレイシストに抗議する過程で、「暴行」容疑をデッチ上げられ逮捕されました。襲いかかってきた公安刑事・機動隊員によってAさんは大久保通りのアスファルトの上に引き倒され、転がされ、5、6人もにのしかかられ、足の関節を捻じ曲げられるなどしたのです。
 その場にいたAさんの友人は、近くにいた主催者側のメンバーから、「ここに連絡するように」と言われ、主催者側で依頼していた弁護士の名刺を手渡されました。Aさんの友人は、その名刺に記されていた弁護士の連絡先に何度も電話しましたが、つながらなかったので留守番電話に伝言を残しておきました。あとでわかったことですが、デモの出発以前にカウンター側から2名の弾圧が出ており、被弾圧者の防御のため奔走されていたようです。
 時間ばかりが過ぎていく中で、友人たちは救援連絡センターに連絡をとり、Aさんが連行された新宿署に、すぐに接見に入ることのできる弁護士を紹介してもらいました。Aさんもまた同じ頃、救援連絡センターの指定する弁護士を選任することだけ警察に告げ、その後は一切黙秘しています。

●在特会の弁護士が接見を画策

 当日の被逮捕者は、在特会側も含めて8名でした。新宿署では大部屋での取り調べが行われていたそうです。複数の被逮捕者がその一室に集められ、うすい仕切りを隔てて、互いの話が聞こえるような場所で「取り調べ」がなされたということです。やがて、救援連絡センターの弁護士がAさんに接見しました。このとき、在特会側の弁護士が、情報収集のためか、Aさんへの接見を画策していることがわかりました。そのことを告げられた救援連絡センターの弁護士は、防御のためにセンター指定の弁護士以外の接見を断るように指示しました。その後、カウンター側の弁護士がAさんへの接見を試みてくれたのですが、こうした事情があったために、結果的にその接見申し入れを断ることとなりました。
 一部で誤解されているような、「弁護士の拒絶」とか「連携の拒否」などということは、したがって事実に反しています。逮捕直後から、友人たちは主催者側と繰り返し連絡をとっていますし、カウンター側の弁護士にもその後、直接事情説明をしています。このことは、後日弁護士ご本人によってあらためて指摘されているとおりです。

●分断に抗して Aさんの闘いにも注目を

 弾圧の目的の一つは運動を分断することにあります。はじめに述べたように、不正確な情報が拡大することで、長期勾留の原因になるなど、Aさんにとっての不利益をもたらすおそれもあります。このことを、ぜひともご理解ください。
 カウンター側にいた4人の逮捕者のうち3人は、幸い早期に釈放されました。1人残っているAさんについても、ぜひ関心と注目をお願いします。

*Aさんが闘っている「黙秘」の意味については、救援連絡センターのHPをご覧ください。
 http://qc.sanpal.co.jp/suppression/silence/