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7.31「弾圧の報告と、皆で今後を考えるための集会」開催しました

 7月31日に、Aさんの経験の共有と、救援会の活動の区切りとして、「弾圧の報告と、皆で今後を考えるための集会」を渋谷で開きました。

 救援会からの経過報告に続き、Aさんから弾圧の実態が生々しく話されました。取り調べ拒否について、「取調べに応じることで自分が壊れてしまったり、仲間を売るようなことになるのであれば、取り調べ拒否をしたほうがいいと思った。救援連絡センターや信頼できる仲間がいたから頑張れた」という発言が印象的でした。

 続いてほとんど毎日のように接見に入っていただき、本当にお世話になった四人の弁護士からの発言。勾留の不当性や、黙秘権の侵害への抗議などについての経過説明がなされました。

 休憩をはさんで、第2部はミニシンポジウム。前田朗(東京造形大学)さんから「黙秘と取調べ拒否の権利」、鵜飼哲(一橋大学)さんから「反レイシズムと弾圧」というテーマで問題提起をしていただきました。

 前田さんは、日本の代用監獄を利用した取調べは拷問である、国連からも勧告を受けている、警察と取調室で顔を合わせていなければならないことがおかしい、と提起。

 鵜飼さんは、フランスの反差別運動では、「警察はレイシスト」「レイシストに甘い警察はレイシスト」というのが基本的な認識となっている、このことは日本の警察にも妥当しており、運動の中でこの認識を共通のものにしていくべき、レイシズム規制法をめぐる論議の中でも、こうした警察のあり方を問題にしていくことが必要ではないか、と述べられました。

 会場を交えての議論では、救援運動のあり方、レイシズム規制法の是非、日本社会の意識構造などについても論議され、今後弾圧やレイシズムについて考えていくうえで、非常に示唆に富むものでした。
 福岡のKさん弾圧の救援会から寄せられたアピールが紹介され、また反弾圧関連の発言をうけて、最後に再びAさんのあいさつで集会の幕を閉じました。

 この集会をもって救援会も正式に解散することになりますが、そこに集まっていた人びとにとって、それぞれが関わる運動現場において、ここで問われたことをどう活かしていくかが今後の課題となっていることだけは確かです。不当な弾圧として仕掛けられてきたことを、内容において打ち返していくことは、このことを措いて他にないと思います。ご支援、本当にありがとうございました。


 この集会の内容について、集会で問題提起をしていただき、集会後の交流会にも参加していただいた前田朗さんのブログでもご紹介いただいています。

6.16新大久保駅前弾圧救援会主催報告集会7.31

 鵜飼さんの提起の意義について、より詳しくご紹介されています。私たちのブログやその他のメディアでの報告ともあわせてご参照ください。